熱力学– category –
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熱力学
【具体例で始める】モリエル線図(p-h線図)の見方・使い方を学ぼう
モリエル線図(p-h線図)とは、空調の冷媒サイクルを表す図です。 冷媒の状態をモリエル線図上でプロットできれば、その状態での冷房能力などを視覚的に知ることができます。 このページでは、モリエル線図の基本的な見方の紹介と、冷房運転するエアコンの... -
熱力学
【単なる膨張とは違う】ジュール・トムソン効果を原理から応用まで解説
「ジュール・トムソン効果」と聞いて、「ただ気体が膨張するだけでしょ?」と考えていませんか? 普通、気体が膨張すると直感的には温度下がると思い込みがちですが、ジュール・トムソン効果は気体の膨張時でも温度が上がりえます。 このページではジュー... -
熱力学
【熱力学第二法則】化学反応はギブズエネルギーをまず考えよう
エントロピー増大の法則は有名ですが、熱浴がある場合は使えません。普通の環境(水中など)での反応性を知りたい化学者にとってはギブズエネルギーの方が扱いやすい指標です。 また、アポロ計画の月着陸船には燃料電池が使用されましたが、この燃料電池が... -
熱力学
シミュレーションで調べる。気体の内部圧って何だろう
化学で熱力学を勉強していると、「内部圧」という言葉に出会うことがあります。 「圧力」とは異なる「内部圧」をなぜ扱うか分かりますか?実は内部エネルギーの変数の取り方にポイントがあります。 このページでは内部圧の定義から始めて、分子動力学シミ... -
熱力学
具体的な数字で考えよう。熱力学の「自然な変数」にあるメリット
熱力学でつまづくポイントの一つに「自然な変数」があります。 例えば、内部エネルギーの「自然な変数」はエントロピー$S$と体積$V$ですが、皆さんは内部エネルギーがこの変数の組み合わせでないと表せないと勘違いしていませんか?もちろん、実際には内部... -
熱力学
温浴をどう加える?温度が一定のMDアルゴリズムを解説します
MDでは通常の運動方程式($ma=F$)に従うだけでは、温度一定のシミュレーションはできません。 このページではMDでよく用いられる能勢・フーバー法(NVT一定)のアルゴリズムを確認し、実際に単原子分子に対して分子動力学シミュレーションを行った結果を... -
熱力学
内積がポイント!回転する分子を分子動力学シミュレーションする方法
水分子などの分子動力学シミュレーション(MD)はヘリウムなどの単原子分子に比べてアルゴリズムの難易度が上がります。 しかし、MDでは水分子やタンパク質といった「形」があるもののシミュレーションのほうが単原子状分子のものよりも圧倒的に多いでしょ... -
熱力学
ひと工夫が効果絶大?MDのアルゴリズムを解説します
分子動力学シミュレーション(MD)は化学のシミュレーションの中でもかなりメジャーな方法です。タンパク質のダイナミックな動きをシミュレーションしたMDを見た方も多いのではないでしょうか? MDは古典力学に則るだけと思われがちですが、精度よくシミュ... -
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エントロピーは状態量ってどういうこと?
エントロピーという言葉を聞いたことがない方はほとんどいないと思いますが、具体的なイメージが湧きににくいと感じる方が多いのではないでしょうか? 熱力学を得意になるために重要になってくるのが「どれだけ具体的数値に落とし込んで熱力学を理解したか... -
熱力学
分子動力学シミュレーションからエントロピーを求めてみよう
エントロピーという言葉を聞いたことがない方はほとんどいないと思います。しかし、$\text{d}S=\text{d}Q/T$や$\Delta{S}=C_v\ln\frac{T_1}{T_2}$などの数式が多く、具体的なイメージが湧きににくいと感じる方が多いのではないでしょうか? 熱力学を得意に...
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