電験3種と言えば、電気系資格の中でも難関資格の一つとされていて、3相交流や力率といった基礎知識から、モーターや発電まで幅広く学ぶ必要があります。そのため、電気を専門に学んでいない化学者にはきっと難しく感じられます。
しかし、なんといっても化学工場のほとんどの機械は3相交流で動いています。そして、電験3種は工場で必須の知識を効率よく勉強できる資格でもあります。
このページでは、これから電験3種の勉強を始める方や、化学・プラント系の実務経験はあるものの電気分野には自信がない方に向けて、おすすめの参考書をご紹介します。
電験3種とは|初学者・化学者向き
電験三種とは?電気主任技術者試験の概要と資格取得のメリット
ほかのページでも紹介している通り、電験3種は化学者にお勧めの資格です。なぜなら、三相交流やモーターあど、工場で必須の知識を体系だって学ぶことができるためです。

電験3種は、正式には第三種電気主任技術者試験と呼ばれる国家資格です。主に工場、ビルなどの電気設備の保安監督に関わる資格として知られています。試験科目は理論・電力・機械・法規の4科目で、知識問題だけでは対応しにくい計算問題が大量に出るため、体系的な理解が必要です。

化学プラント経験者は、ポンプ、モーター、自家発電などに接した経験がある場合が多く、電力や機械の一部で実務感覚を活かしやすい強みがあります。たとえば、機械分野では電動機や変圧器を単なる暗記ではなくイメージで覚えられます。電力分野でも、送配電や保護協調の考え方は、設備の安定運転という観点から理解しやすいです。
初学者・化学者が電験三種の勉強で理解できないポイント
一方で、化学系出身者にとっては、3相交流回路の考え方、変圧器の原理などはあまり考えたことがない人がほとんどです。そのため、電験3種を勉強しようと思っても、まったく電気のイメージが湧かず、勉強をあきらめてしまいがちです。

私もはじめは分からない言葉だらけでげんなりしました。。

こうした壁を越えるには、いきなり過去問だけを解くのではなく、図解が多く、式変形の途中も丁寧に説明している参考書を選ぶことが重要です。
迷ったらこれ|目的別におすすめする電験三種参考書
初学者向けにまず選びたい本
初学者が最初の一冊として選ぶなら、図解が多く、教科書と問題集が一体化しているタイプが使いやすいです。私が一番使いやすかった本は「みんなが欲しかった!電験三種」シリーズです。専門用語の説明がやさしく、独学でも進めやすい構成になっています。
電気の初心者向けに図が多く用いられていて、例えば電験の電力分野のページだと、化学工場のプロセスっぽく描いてくれているので、理解しやすいです。

電力以外の分野でも必要最低限の数式、多くの挿絵を使って必須の知識(たとえば誘導機の滑り)を解説してくれています。

化学者でも、知っていると工場や研究所で働きやすくなります。

電験3種に合格するためには、参考書を読むだけでは足りません。必ず、インプットとアウトプットを適切に繰り返す必要があります。
そんな電験3種に対して、TACの「みんなが欲しかった!」シリーズは参考書としてだけでなく、問題集がセットになっていることが魅力です。

TACの問題集は基本的な問題が多いので、これだけで電験3種に合格することは難しいですが、1つ1つの問題に対して丁寧に解説してくれるため、初学者にはかなりありがたいです。

あとは過去問をひたすら解くだけ
TACの本で電気のイメージをつかめたら後は過去問を解くだけです。
電気書院が出している過去問を全分野(理論・機械・電力・法規)買って、ひたすら繰り返し説きましょう。

3周もすればぐっと合格は近づきます。

なんといっても電験は電気の試験なので、化学者にとっては取っつきにくい部分もあります。もしわからない考え方にであったら、さっきのTACの参考書に立ち戻って解けるようにしていきましょう。

まとめ
このページでは、これから電験3種の勉強を始める初学者や、化学・プラント系の実務経験はあるものの電気分野には自信がない方に向けて、おすすめの参考書をご紹介しました。
勉強法で差がつくのは、教材の数ではなく、同じ教材をどれだけ繰り返して理解を深められるかです。このページでご紹介したTACの「みんなが欲しかった!電験三種」シリーズと電気書院の「電験3種過去問マスタ」シリーズはぜひ何度も解いてください。
電験3種を勉強して、3相交流や力率といった基礎知識から、モーター、発電や法令まで工場で必須の知識を効率よく学びましょう。

